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愛知県名古屋市のアパートマンション大規模修繕は創業55年の児玉塗装のオーナー様ブランド|アパマン修繕テック

アパートの鉄骨階段のDIYはオススメできない理由

アパートの鉄骨階段は、屋外に設置され毎日たくさんの人が昇降します。そのため、劣化のスピードが早く、サビが進行すると穴が空いてしまう恐れもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

近年では、ホームセンターなどで手軽に塗料などの材料を揃えることができるので、定期的なメンテナンスをDIYで挑戦してみたいという方も少なくありません。

しかし、間違った方法で塗装や補修をしてしまうと、塗料の耐久性が低下したり、状態を悪化させてしまう恐れもあり、最悪の場合重大な事故につながる危険性もあるので、鉄骨階段の塗装や補修をDIYですることはおすすめできません。

このページでは、アパートの鉄骨階段で塗装や補修がDIYではお勧めできない理由について説明いたします。

DIYがオススメできない理由

最適な塗料を選ぶのが難しい

鉄骨階段の塗装に適した塗料を選ぶのが、素人の方では難しいという点が挙げられます。

鉄骨階段に限らず、素材によって適した塗料は変わります。また、下塗り塗料や上塗り塗料、塗料を塗るための道具など複数の塗料を用意する必要があり、DIYで塗装を行う場合には、ご自身で適した塗料がどれか判断する必要があります。

また、塗料だけではなくDIYで塗装を行うためには、道具の準備も必要ですし、塗装条件など専門的な知識も必要となるので、DIYでの塗装はお勧めできません。

危険が伴う

鉄骨階段の塗装では、天井部分の階段は高さが3mほどあり、かなり背の高い方でも手は届きません。その場合は、脚立や台に乗って作業を行うこととなりますが、しっかりと固定されていないなどの理由から倒れて怪我をすることがあります。

また、慣れない作業によって作業した翌日には肩凝りや筋肉痛に悩まされる可能性が高いです。さらに、垂れてきた塗料が目に入ってしまう危険性もありますし、上を見上げて作業をしていると、作業台を踏み外す可能性もあります。

作業台を踏み外して転倒してしまった際には、手に持っていた塗料を盛大にこぼし、ご自身のみならずアパートの外壁や近隣の建物まで塗料まみれにしてしまう恐れもあります

このような事態になれば、ケガの治療費や塗装を飛散させてしまった箇所を直すための費用も必要となり、周囲の方とのトラブルにもつながる可能性もあるためDIYでの塗装はお勧めできません。

作業に時間がかかる

塗装を行う際には、「洗浄」「養生」「下地処理」「下塗り」「中塗り」「上塗り」の6工程を一人で行わなければならないので、業者に依頼するよりも作業に時間がかかってしまいます。

また、一戸建て住宅とは違いアパートでは、入居者への配慮が必要不可欠です。塗装をしている最中でも、入居者は階段を利用しなければいけませんので、その度に塗料が入居者へ付かないよう作業を中断する、入居者が通行できるよう左右で分けて作業を行うなどの配慮が必要となります。

長持ちしない恐れがある

塗装は塗料を塗るだけの簡単な作業に見えますが、専門知識が必要で正しい方法で塗装しないと耐久性が落ちてしまい塗膜が長持ちしません

すぐに剥がれるような塗装だと短い周期で再塗装が必要になり、手間とコストがかかります。塗装周期が短くなるほどDIYのコストが安いというメリットは無くなり、気がついたら業者に依頼するよりもお金が高くついてしまったというケースも少なくありません。

また、塗装をする前に高圧洗浄やケレン、コーキング、補修などの下地処理を入念に行っておくことが大切です。塗料を塗るだけの単純な作業ではなく、非常に手間をかけてから塗装しないと長持ちする塗装に仕上げることができませんので、耐久性を落としてしまうかもしれないDIYでの塗装はおすすめできません。

アパート鉄骨階段劣化の3つのサインとは?

塗装の膜が剥がれてサビがむき出しになる

鉄骨階段には、見栄えをキレイにするのはもちろんですが、鉄骨の表面を保護する目的として、サビ止めや防水のために塗装が施されています。

しかし、経年劣化によって塗装にひび割れや剥がれが生じることで、鉄骨部分が剥き出しになってしまいます。その部分に、雨や湿気による酸素を含んだ「水分と塩分」が触れると、化学反応が起こりサビが発生します。

サビが広がる

一部分にサビが付着している程度であれば、鉄骨階段を問題なく使用することができます。しかし、発生したサビは、そのまま放置するとどんどん広がっていき、内部までサビが進行する恐れがあります。

サビが内部まで進行してしまうと、塗膜がまとまって剥がれ落ちてしまう可能性があります。また、鉄骨階段は外からでも目につく部分なので、サビがあると建物の印象が悪くなり、さらに入居率の低下にも繋がるため、この段階で錆をしっかりと取り除き、塗装メンテナンスを行う必要があります

サビが悪化して鉄骨階段に穴が空く

サビの侵食が進むと、サビの強度が著しく低下し、最終的に鉄骨階段に穴が空いてしまいます。鉄骨内部でサビの浸食が起こると、目には見えないため被害に気付かないというケースも多くあります。

複数箇所にできたサビを、穴が空くまで放置すると、アパートの階段全体がボロボロになってしまい、ある日突然踏板が地面に落下してしまった、柱が折れてしまったという事故が起こる可能性もあります

そのため、手で触るだけでボロボロと崩れるほどにサビが浸食してしまっている場合には、入居者が安全に利用するために使用を止め、適切なメンテナンスを行う必要があります。

アパートの鉄骨階段塗装の作業工程

それでは次に、プロの塗装業者がどのような流れで作業を進められていくのかご紹介していきます。あまりお勧めはしませんが、DIYでご自身で塗装をする場合も同様の流れで作業を行う必要があります。

どちらの場合でも、作業工程を把握しておくことはとても重要なことなので、工事の流れを確認していきましょう。

1.挨拶回り・お知らせの掲示

作業前に必ず行う工程が、入居者や近隣の方への挨拶回りです。工事の1週間〜2週間前程前に挨拶を済ませておくのが一般的です。

塗装工事では、騒音や異臭、入居者の方への利用制限、業者の立ち入りなどによってトラブルが起こってしまう可能性もあるため、事前に説明をして、ご理解をいただいておくことが重要です。

挨拶回りはもちろんですが、アパートの掲示板などに工事のお知らせを事前に張り出しておくことも大切です。

2.飛散防止ネット・カバー

飛散防止ネットとは、高圧洗浄時の水しぶきや塗装時の塗料が周囲に飛び散るのを防ぐために張る、目の細かい網のことです。

アパートの鉄骨階段のみの塗装であれば、飛散防止ネットを張る範囲も狭いことが多いので、一日の作業が終わるごとに外すこともあります。

飛散防止ネットと同時に、近隣の方やアパートの入居者の、車や自転車、バイクなどが鉄骨階段の近くにある場合は、それぞれ専用の大きさのカバーを被せて保護します。

塗料は、見た目よりも意外と飛散することが多く、霧吹きのように風で舞いながら細かく飛び散るので、ネットやカバーをかける作業はとても重要な工程です

もしも、この作業をせずに周囲に塗料を飛散させ、塗料を付着させてしまった場合には損害の補償をしなければいけませんし、近隣トラブルに発展することも考えられます。

塗装を業者に依頼している場合には、業者が加入している「請負業者賠償責任保険」で被害者へ補償をしますが、DIYで行った場合には、ご自身で全て解決しなければならなくなるため注意が必要です。

3.高圧洗浄

高圧洗浄機を使い、鉄骨階段の全体に付着している汚れを落としていきます。

高圧洗浄機の先端に取り付けるノズルにはさまざまな種類がありますが、始めに全体を洗浄していく時は、広範囲を洗浄できて水しぶきが飛散しにくい円盤型のノズルを使うこともあります。また、高圧洗浄は汚れを落とすだけでなく、古い塗膜(とまく)を剥がす工程でもあります。

塗膜は、経年劣化によって鉄骨階段を保護する機能が失われてしまいますが、この古い塗膜の上から新たに塗装をしても、すぐに剥がれてしまうため、古い塗膜をしっかり剥がしておくことが大切です。そのため、全体の汚れを落としたら、勢いの強いノズルに変えて、機能の失われている塗膜を剥がしておきます。

4.ケレン作業

ケレン作業は、サンダーと呼ばれる機械を使ったり、マジックロンと呼ばれる硬い研磨材を使って作業を行います。

この作業は、「古い塗膜を剥がす」「サビを落とす」「鉄骨階段の表面に細かい傷をつける」ことを目的としています。表面に細かい傷をつけることで、塗料が傷に入り込み塗料がしっかりと下地に密着させることができます。

ケレン作業で手抜きをしてしまうと塗料の耐久性に大きな影響を及ぼすため、丁寧に作業を行っていく必要があります

5.養生

養生とは、専用のテープや保護シートを使って、塗装する必要のない部分を保護していく作業のことです。

テープにはさまざまな幅や色のものがありますが、線状ではなく広範囲を保護するために、テープと保護シートが一体化しているマスカーテープを使うことが多いです。

また、養生はテープを貼っていく作業は、一見簡単そうに見えますが、効率や剥がれにくさを考えた養生は経験がなければ難しく知識が必要な作業です。

また、テープを貼る部分が濡れていたり湿っていると、テープが張り付くことができないので、養生自体も行うことができません。その為、養生をする前日に雨が降っていたり、湿度が高くて高圧洗浄の水気が残っている場合は、しっかり乾燥させてから作業を進める必要があります。

6.サビ穴補修

鉄骨階段に、サビの侵食によって穴が空いてしまっている場合は、サビ穴の補修を行います。一般的には、金物を当て溶接補修を行いますが、踏板等に全体的な腐食がみられる場合は根本でカットし、踏板ごと交換する場合もあります。

また、予算の関係で費用を最小限に抑えたい場合は、サビ止め塗料を塗った後、上から塗装ができる補修テープで穴をふさいで、上塗り塗料を塗っていく方法もあります。

ただ、補修テープで穴をふさぐ方法は、あくまで応急処置です。溶接工事に比べると、劣化が早く進んでしまうので注意が必要です。

7.下塗り(サビ止め)

下地調整をした後は、まずは錆止め塗料で下塗りをします。錆止め塗料には、防錆効果が高い顔料が使われています。強い皮膜が形成されるため、錆の原因となる水や酸素との接触を防ぎます。

サビが起きている部分には塗料を多めに塗っていきますが、全体的に塗る塗料の厚みは、厚すぎても薄すぎても、劣化の原因となってしまうので、メーカーが定めた厚みで塗料を塗る必要があります。

8.中塗り

下塗りが乾燥したら、「上塗り」と同じ塗料を使い塗装を行います。塗料を塗る量は下塗り塗料と同じように、塗りすぎても塗らな過ぎてもいけません

塗料にはそれぞれ塗る量がメーカで決められていて、規定の量よりも少なく塗ってしまうと、鉄骨階段を守るための防水機能や耐久性などが発揮されません。さらに、規定の量よりも多く塗ってしまうと、塗膜が剥がれやすくなってしまいます。

そのため、塗料本来の性能を発揮するためにも、適度な厚みで塗ることが重要となります。

9.上塗り

「上塗り」は、中塗りと同じ塗料を重ねていきます。中塗りがしっかり乾燥してから上塗りを塗らなければ、塗料が密着せずすぐに劣化してしまうので、塗膜をしっかりと乾かしてから上塗りを行います。

塗料の乾燥時間は使用する塗料や気温なども考慮する必要があるため、あくまでも目安となりますが一般的には4時間程度次の塗装まで時間を空ける必要があります。

10.養生撤去

上塗りした塗料が乾いたら、事前に貼っておいた養生シートやテープを丁寧に剥がしていきます。外壁にテープを張り付けていた場合は、雑に剥がしてしまうと外壁の塗膜まで剥がしてしまうこともあるので注意が必要です。

また、ゴミを落としたり小さなテープの剥がし忘れがないか、アパートの鉄骨階段の周囲をしっかり確認しましょう。

11.細部の手直し

塗装をしない部分との境目が整っていなければ、きれいに仕上がりません。そのため、気になる部分を小さな筆を使い手直しして仕上げていきます。

12.ネットやカバーの撤去・最終確認

取り付けていた飛散防止ネットやカバーを外して、最後に鉄骨階段や周辺全体を点検し、問題がなければ工事完了です。

DIYにメリットがあるとすれば…

アパートの鉄骨階段の塗装をDIYで行うメリットとしては、人件費が必要ないので費用を大幅に抑えることができるという点が挙げられます。

ただ、前述の通り様々な作業工程を丁寧に進めていく必要があるので、DIYで塗装を行う場合には作業時間をしっかりと確保する必要があります。

また、DIYで塗装や補修をして何かトラブルがあった場合、その責任は全てご自身に返ってくるということを念頭に置いて置く必要があります。特にアパートでのDIYの場合は、不動産の資産価値を下げてしまうこともあるので注意が必要です

鉄骨階段塗装はプロの業者に任せましょう!

鉄骨階段の塗装は、手順や注意点をしっかりと守りながら作業を行えばDIYでの施工も可能です。DIYで塗装をすれば、費用を安く抑えられますし、建物への愛着がより一層深まるというメリットもあります。

しかし、DIYで塗装や補修をした場合には、何が起こっても全て自己責任になるということを忘れてはいけません。そのため、作業の安全性や確実性を求めるのであれば、無理はせずに信頼のできる業者へ依頼されることをお勧めします。

アパートの鉄骨階段に関して不安な点や気になることがありましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。

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