フッ素REVO1000-IRは、アステックペイントが製造・販売している水性1液タイプの外壁用塗料です。期待耐用年数は、約16〜20年と非常に長く、従来のフッ素塗料を凌ぐ高耐候性を備えた「高耐候性ハイクラスフッ素塗料」です。
このページでは、フッ素REVO1000-IRの特徴と価格を説明していきます。
フッ素REVO1000-IRは、「促進耐候性試験(キセノンランプ式)」において、期待耐用年数の約16〜20年(7000時間)を超えた後も、劣化の目安となる光沢保持率が80%以上を保持することが実証されました。
従来のフッ素塗料の耐久性が5000〜6000時間程度なのに対し、フッ素REVO1000-IRは、塗膜の劣化要因である紫外線・雨に対して、高耐候性を発揮し、建物を長期間保護することが可能です。
また、フッ素REVO1000-IRには、以下の4つの特徴があります。
フッ素樹脂は結合エネルギーが大きく、紫外線などの劣化要因に破壊されにくい性質を持っています。成分の含有量が多いほど、紫外線などの劣化要因に破壊されにくくなりますが、フッ素REVO1000-IRは、一般的なフッ素塗料と比べ、フッ素成分が約2倍配合されています。
そのため、劣化に強い塗膜を形成し、紫外線などの劣化要因に対し、高い耐候性を発揮し長期的に劣化要因から建物を守ります。
結合エネルギーが大きいフッ素樹脂ですが、結合箇所によっては、劣化しやすい成分同士で結合している交互性の低い箇所が存在します。
その箇所を紫外線で破壊されることで塗膜の劣化が進行してしまいます。しかし、フッ素REVO1000-IRは、劣化しやすい結合箇所が少ない「完全交互結合型フッ素樹脂」が採用されています。
完全交互結合型フッ素樹脂は、「劣化しにくいフッ素結合」と「塗膜に柔軟性や密着性を付与する成分(劣化しやすい箇所)」を交互に配列することで、劣化しやすい箇所をカバーし、紫外線に対して高い耐候性を発揮します。
一般的に塗料は、数色の「顔料」を混ぜて調色しています。顔料には様々な色や種類がありますが、その中でも白色顔料として広く使われているのが「酸化チタン」です。
酸化チタンは、紫外線が当たるとラジカルという劣化要因を発生してしまう性質があり、塗膜表面でラジカルが発生すると、樹脂などの有機物が破壊され、塗膜表面のチョーキング劣化が進行してしまいます。
しかし、フッ素REVO1000-IRには、ラジカルによる分解を抑制する「ラジカル制御型白色顔料」が採用されています。ラジカル制御型白色顔料によって、酸化チタン表面にシールド層を形成し、ラジカルが発生したとしても、シールド層がラジカルの放出を防ぐことで塗膜の劣化を抑制します。
フッ素REVO1000-IRには、日射反射率が高く熱を吸収しにくい「チタン複合遮熱無機顔料」が採用されています。
塗膜表面の温度上昇を防ぐことで、室内温度を快適に保つことができます。
耐久年数 | 約16~20年 |
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塗布量 | 0.25~0.35㎏/㎡ |
艶 | 艶有、3分艶 |
色 | アステック標準色68色+特別色対応可 |
適合下地 | ・窯業系サイディング ・モルタル ・ALC ・コンクリート ・カラー鋼板 ・アルミニウム ・ガルバリウム鋼版 ・ステンレス ・波形スレート |
【フッ素REVO1000】
水性1液タイプで、フッ素成分が配合された外壁用塗料。遮熱効果はありません。
【シリコンREVO1000-IR】
水性1液タイプで、シリコン成分が一般的なシリコン塗料の約3倍配合された外壁用塗料。遮熱性も備えています。
【シリコンREVO1000】
水性1液タイプで、シリコン成分が一般的なシリコン塗料の約3倍配合された外壁用塗料。遮熱効果はありません。